静かな就寝間際の部屋の天井から・・もしかして鳴き声・・?初めは耳を疑うかもしれません。何か生物が屋根裏にいるのでしょうか。きちんと調査をしないともしかしたら動物が棲みついて大変な被害になっているかもしれません。屋根裏に棲みつく害獣とその被害についてお話します。
屋根裏には雨風を凌いだり、子育てのために次のような害獣が棲みつくことがあります。もしかしたら耳にした鳴き声は動物の子ども達の鳴き声かもしれませんよ。
「クルクルル…」「ミャーー」という鳴き声。中型犬ほどの大きさ(頭から尾の先までは70~90cm)で目の周りに黒いマスク模様、眉間に黒いすじがあり、尾に5~10本ほどの縞があります。
「キッキッキッキッ」と鳴きます。尾が長く、スリムな体系(頭から尾の先までは90~110cm)。頭さえ入れば小さな隙間もくぐり抜けて屋根裏などに棲みつく性質があります。
相手を威嚇するときに「ヴーーー」「ウワーーン」「ウユーーン」と鳴きます。反対に子どもや赤ちゃんの場合は、「キュンキュン」と鳴き声を上げます。顔の目から下が黒く、マスクをしてるように見えるのが特徴です。尾は短くふさふさしているが、アライグマのような縞模様はありません。
犬に似たような「ク~~ン」という鳴き声。大きさは頭から尾の先まで70~90cmほどでオスはメスに比べ一回り大きく、体重は4~15kgで地域によって大きさが異なっています。顔は頭部から目の下にかけて黒い模様があり額から鼻筋にかけては白いためハクビシンと間違われることも多いようです。
可愛いイメージのある中型動物ですが、野生の動物が屋根裏に棲みついてしまうと思わぬ被害が発生しますので注意が必要です。
鳴き声がするということは、赤ちゃんが生まれている可能性大。住まいになっているので、屋根裏は分でいっぱいになっていることもあるそうです。糞尿による悪臭の発生は建物にとってとても見逃せない被害です。
糞尿と同じですが、鳴き声=侵入しているということですから、家の中に野生の生物が住み着いている状態です。人間に害を与える寄生虫や病原菌を持っていることもあります。
屋根裏に侵入しているので、家の付近は被害を受ける可能性があります。餌を探すために畑や庭を荒らされることも。近所の生ごみをあさって天井に持ち込んでいるとさらに悪臭がひどくなります。
屋根裏に侵入した害獣は建物を破損したり、糞尿などによって汚損したりします。せっかくの屋根裏の断熱材が荒らされ糞尿だらけになってしまっているかもしれません。
屋根裏に棲みつく害獣は何も対策取らなければそのまま出ていくことはありません。被害が知らぬ間に大きくなる前に早めの対策が必要です。
ただしハクビシンやアライグマなど野生の鳥獣をむやみに捕まえることは法律で禁止されています。駆除をする際には必ず専門の駆除業者に依頼をして対応してもらうようにしましょう。